カラーネガフィルムのカビ除去

コーヒーブレイク

数十年たったカラーネガフィルム。
カビ防止剤を入れていても激しく蜘蛛の巣状にカビているカラーネガのスキャンの際のカビ除去についての自己流除去方法です。
カビが生えてるのは上の光沢のあるベース面ではなく裏側の乳剤面。

アルコールを乳剤面に均一に霧状に吹き付け。
できるだけ添加物の少ないアルコールということで薬局で手軽に手に入る昭和製薬のエタノールSを使用。

吹きつけて数十秒後に数秒でスーッと消えていきます。
乳剤面も溶けているのでフィルムにダメージはありますが、乳剤面の一部の溶解に留めれば色素面には影響ないようです。

一呼吸おいて水洗い、洗浄を行います。
ここでひと呼吸おいているのはうっすらとカビが残るケースがあるため。
またここでアルコールに長時間浸してしまうと乳剤面が大幅に溶け出し、
激しくカール・変形してスキャンできなくなります。
洗浄後は表面(光沢のあるベース面)のみブロアーで水滴を吹き飛ばしてあとは自然乾燥でできあがり。
フィルムもろともカビを溶解する荒療治での自己流ですのでご参考程度に。

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